新年のご挨拶

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
日頃より研究基盤協議会の活動に多大なるご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
我が国の科学技術・イノベーションを取り巻く環境は、いま大きな転換期にあります。先端的な研究設備の高度化・複雑化が進む一方で、それらを的確に運用し、研究成果へと結びつけていく研究基盤の運営力・マネジメント力の重要性が、これまで以上に強く認識されるようになりました。

現在検討が進められている次期科学技術・イノベーション基本計画においても、研究力の持続的強化、人材の多様な活躍、研究環境・研究基盤の整備と活用は、重要な柱の一つとして位置づけられています。研究設備・技術・人材を一体として捉え、戦略的に活用していくという考え方は、まさに研究基盤の在り方そのものが問われていることを示しています。
こうした流れの中、文部科学省においては、研究基盤の高度化と持続的運用を支える新たな取組として EPOCH事業 が始動し、あわせて研究開発マネジメント人材の育成・活躍に対する期待も一段と高まっています。研究基盤を「設備」ではなく「機能」として捉え、成果創出につなげていく方向性は、本協議会がこれまで重視してきた理念と軌を一にするものです。

本協議会では、こうした政策動向と現場の知見を結びつける場として、研究基盤EXPO2026 の開催を予定しております。
大学・研究機関、技術職員、研究開発マネジメント人材、産業界、行政が一堂に会し、研究基盤の「現場」「政策」「未来」をつなぐ対話と共創の場となることを目指しています。単なる展示や情報共有にとどまらず、次期科学技術・イノベーション基本計画を見据えた実践的な議論と連携創出の場として発展させてまいります。

研究基盤は、もはや研究の“裏方”ではありません。
研究成果を生み出す中核として、そして社会的価値を創出する基盤として、その役割はますます重要になっています。本協議会は、研究基盤に関わる多様な関係者の知見と経験を結集し、現場に根ざした提案と実装を通じて、日本の研究力の底上げに貢献してまいります。

本年も、皆様とともに考え、ともに動き、ともに形にしていく一年にできれば幸いです。
引き続き、研究基盤協議会へのご支援・ご参画を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

本年が、皆様にとって実り多き一年となりますことを祈念し、新年のご挨拶といたします。

研究基盤協議会 会長
江端 新吾