アンケート調査について
趣旨
本調査は、文部科学省4課と協働した科学技術イノベーション政策における「政策のための科学」推進事業(以下、「SciREX」という)、共進化実現プログラム(第3フェーズ)「研究支援の基盤構築(研究設備・人材等)のための調査・分析」の一環として実施するものです。このたび、大学が保有する研究設備の共用についての調査、ならびに、「研究設備・機器の共用推進に向けたガイドライン」はどのような効果をもたらし、どのような未解決の課題があるのか、研究基盤協議会において現状と課題を把握することで、政策へのフィードバックを目指します。
*文部科学省4課(文部科学省研究振興局大学研究基盤整備課/文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課/人材政策課/研究環境課)と協働
調査の背景
Fig. 研究の重層構造における研究基盤
研究基盤は、多面的な要素、つまりは研究設備といった物質的なものから、研究を行うための体制や制度、システムやルール、基礎技術や知識および情報インフラ、管理業務といった作業的要素など、研究者が研究を行うためのニーズに対応する基盤的条件、研究に不可欠な環境として捉えることができます。真に重要なのは、この研究の重層構造のなかで、研究者や技術者が連携し、自由度の高いなかで自身のモチベーションや好奇心を源泉とし、真理や技術を探究する多様な研究活動を行い、研究成果を生産し続けることにあると考えられます。研究基盤の裾野の大きさは、研究の多様性や厚み、その生産性を規定し、支えることとなることから、大学がこの研究基盤をいかに構築しこれらをマネジメントするかが、再び我が国が世界と伍する研究力を有するために重要なポイントとなると考えられます。
アンケート回答方法
クロスマーケティングのシステムを使用し、専用URLからWebアンケートにご回答いただき、所用時間は約10分を予定しています。
対象者
論文データベース『Scopus 2020-2023年』上の連絡先から、重複をさけ、ASJC(All Science Journal Classifications)12分野から無作為に選んでおります。
本件にかかる問い合わせ先:
一般社団法人 研究基盤協議会 理事(学術)
学術委員会 委員長
SciREX事業研究協力者 佐々木 隆太
r-sasaki@jcore2023.jp